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大統領就任以来、文在寅が固執する北朝鮮との統一。
日本人にとっては「反日国家」のイメージが強い両国ですが、
もしも朝鮮半島の統一が実現したとすると……
・南北統一=真の国交正常化を意味する
・資源の中国依存を解消
・中国の海洋進出阻止が可能となる
など、巨大反日国家の誕生どころか、日本を救う可能性が高くなります。
決して「絵に描いた餅」とは言い切れない驚愕のシミュレーションをまとめた一冊
尹錫悦大統領夫妻(大統領室から)
夫、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が逮捕されたことで竜山の大統領公邸にいるのは金建希(キム・ゴンヒ)夫人だけである。大統領の配偶者なので警護はされているものの心を打ち明けることのできる相談相手は身近にはいない。夫婦の間には子供はいないし、母親も同居しておらず、まさに孤独の身である。
金建希夫人には2021年12月に発足したファンクラブがあった。一時は会員が10万人に達するほど金夫人は人気を博していたが、それも今では消滅してしまっている。
金夫人には大小、様々な疑惑が付きまとっている。経歴詐称から税の滞納、税関麻薬捜査への圧力、土地の不正購入、クリスチャンディオールバックの授受、職権の乱用、証拠隠滅疑惑等々その数は15件に及ぶ。中でもBMWなど国内販売権を持つドイツモータズの子会社「ドイツファイナンシャル」の転換社債を相場よりも安い価格で購入した株の疑惑と大統領選挙世論操作疑惑及び昨年4月の国会議員選挙公認介入疑惑は重大疑惑である。夫人の疑惑を捜査する「特別検察官」を任命する法案(「金建希特別法」)が国会で採択されれば、どう転んでも有罪は免れないと言われている。
ウクライナ軍当局の尋問に答えた北朝鮮兵士(ゼレンスキー大統領のテレグラムから)
ウクライナ軍によって1月9日に生け捕りされた北朝鮮兵士2人のうち1人がついに口を開いた。
ウクライナ軍が占拠したクルスク州での戦闘中に生け捕りされた2人の北朝鮮兵士は現在、首都・キーウの収容所の独房に入れられているが、ゼレンスキー大統領は12日、自身のSNSにウクライナ情報当局(SBU)が韓国情報機関(国情院)から派遣された韓国人通訳の協力を得て行った尋問の一部を公開した。
公開された肉声は2005年生まれの2021年に入隊したばかりの若い兵士(A)で、2016年に入隊した今年26歳になる狙撃偵察将校(B)は顎を負傷したためか質問には答えられず、頷くだけだった。尋問官と若い兵士とのやりとりは以下のとおり。
生け捕りにされた北朝鮮兵士(ゼレンスキー大統領のテレグラムから筆者キャプチャー)
ウクライナが北朝鮮のロシアへの派兵を告発するには北朝鮮兵士を生け捕りにし、自供させるのが一番と、筆者は何度もこの欄で主張してきたが、ついにウクライナは北朝鮮兵士を、それも2人も生け捕りにしたようだ。
昨年12月28日にウクライナが公開した写真(ウクライナのSNSから)
特殊部隊に属する北朝鮮兵士1万1千人がロシアに派遣されてから3か月、クルスク州に配属されてから2か月が経った。
この間、ウクライナは再三にわたってゼレンスキー大統領自らが北朝鮮兵士との交戦結果を明らかにしている。
ゼレンスキー大統領が初めて北朝鮮の死傷者について口にしたのが昨年11月7日で、訪問先のハンガリーの首都ブダペストでの記者会見で「北朝鮮兵がクルスク州でウクライナ軍との戦闘に参加し、死傷者を出した」と発言していた。
2度目の逮捕令状が出された尹錫悦大統領(大統領室HPから)
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の逮捕はカウントダウンに入ったようだ。
独立機関の高位公職者犯罪捜査処(公捜処)、警察庁国家捜査本部、国防部調査本部から成る韓国の合同捜査本部は尹大統領に対する逮捕令状が7日に発付されたことで早ければ今夜未明、遅くとも明日には再度、逮捕に乗り出すと伝えられており、大統領官邸周辺では緊張が高まっている。
1度目(1月3日)は二重、三重のバリケードや「人間の壁」を築き、逮捕阻止に成功した守る側の大統領警護庁は正門から大統領夫妻のいる公邸までの400〜500メートルの間を陸軍首都防衛司令部「55警備団」所属の約400人、「33軍事警察隊」所属の約150人で守り、最後の砦である公邸を警護庁の警護員750人で死守する構えだ。
義兄弟の関係だったハーフィズ・アサド大統領と金日成主席(朝鮮中央テレビ)
シリアのアサド政権崩壊から1か月が過ぎたが、北朝鮮の外務省も労働新聞などのメディアもシリアの政変、アサド政権の崩壊について一切触れていない。当然、国を追われたアサド大統領がロシアに亡命したことも伏せられたままである。
北朝鮮とシリアとの関係はイランとの関係以上に繋がりが深い。先代のハーフィズ・アサド大統領と金正恩(キム・ジョンフン)総書記の祖父、金日成(キム・イルソン)主席は義兄弟のような関係を結び、2代目のバッシャール・アサド大統領も金正日(キム・ジョンイル)前総書記も世襲で権力を継承したこともあって両国は強い絆、連帯感で結ばれていた。一般的には知られていないが、シリアの執権党、バース党がモデルにしたのが、他ならぬ朝鮮労働党であった。
北朝鮮は1973年のイスラエルとの第4次中東戦争ではシリアに援軍を派遣し、2007年にイスラエルの奇襲攻撃で破壊されたシリア北部の核施設建設には技術支援を行い、2011年に内戦が勃発した時は武器の供与だけでなく軍事顧問団まで派遣するなどアサド政権を全面的に支えてきた。一時は北朝鮮の特殊部隊が派遣され、アサド大統領の警護を担ったこともあった。
尹錫悦大統領(大統領室HPから)
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の逮捕をめぐって韓国の政情が激動している。それも与党の一部議員の造反で弾劾され、一時は「ご臨終」寸前だった尹大統領が息を吹き返しつつあるからだ。
昨年12月に韓国大手世論調査会社「韓国ギャラップ」が実施した調査(10日〜12日)では尹大統領の支持率は就任後最低の11%まで下落していた。また、回答者の71%が尹大統領の非常戒厳令宣言を「内乱」とみなし、野党が訴追した弾劾案に75%が賛成していた。こうした世論を背景に野党が提出した大統領弾劾訴追案は12月14日、賛成204(反対85、棄権3、無効8票)で可決され、今日に至っている。
また、12月23日に発表されたもう一つの大手世論調査会社「リアルメータ」の政党支持率調査では尹大統領を支える与党「国民の力」の29.7%に対して最大野党「共に民主党」は50.3%と、与党は約20ポイントも引き離されていた。
死亡したとされる北朝鮮兵士(ウクライナ特殊作戦軍テレグラムから)
ウクライナのゼレンスキー大統領が新年早々、北朝鮮の派兵についてまたまた言及した。
ゼレンスキー大統領は1月5日(現地時間)、米国の「ポッドキャスト」とのインタビューで「北朝鮮兵の死傷者は3800人に及んでいる」と述べ、「北朝鮮は独裁体制なので、(金正恩総書記の)命令一つで3万〜4万人、もしかすると、50万人まで連れて来るかもしれない」と語っていた。
ゼレンスキー大統領は前日の4日には「クルスク州マフノプカ村近郊でロシア落下傘部隊と北朝鮮の歩兵から成る1個大隊が壊滅した」と発言していた。
尹錫悦大統領(左)と金正恩総書記(大統領室と労働新聞から筆者キャプチャー)
今年も朝鮮半島では様々な出来事、事件が発生した。韓国と北朝鮮関連の特筆すべき出来事を「10大ニュース」にして挙げてみる。
北朝鮮の特殊部隊(朝鮮中央テレビから)
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾や韓国旅客機事故などの重大ニュースで蚊帳の外に置かれた感のある北朝鮮だが、金正恩(キム・ジョンウン)総書記は先週(12月23〜27日)開催された朝鮮労働党中央委員会第8期第11回総会での演説を行っていた。
筆者が最も関心を寄せていた国際情勢について金総書記は「自主勢力圏の成長と躍進が際立ち、覇権勢力圏の立場が急激に弱化、衰退した」との認識を示し、「我が共和国は厳しい地域情勢と流動的な国際関係構図の変化に機敏かつ巧みに対応する」と一言述べただけでだった。ウクライナ戦争やロシアへの派兵について触れることはなかった。ロシアの「露」の字もでなかった。
その一方で、金総書記宛てのプーチン大統領からの新年の賀状は総会中の27日に早々と公開していた。賀状には「6月に平壌で行われた我々の会談はロ朝関係を新たな質的水準に引き上げた」として「2025年にこの歴史的な条約を履行するための共同活動を大変緊密に行い、現時代の脅威と挑戦に対処するための努力を一層一致させていくものと確信している」と書かれてあった。間接的な表現ながら、北朝鮮の対露露軍事支援継続への期待を表明していた。
ウクライナ特殊部隊(SOF)が公開した北朝鮮兵士(SOFテレグラムキャプチャー)
ウクライナに侵攻しているロシアとこれを支援している北朝鮮は国際社会の反発を恐れ、北朝鮮の派兵事実を覆い隠すため様々なカモフラージュを駆使し、これに対してウクライナは北朝鮮の派兵を立証しようと躍起になっているが、そうした最中、ウクライナ軍当局の26日の「北朝鮮兵士生け捕り」の発表はウクライナにとっては大きな戦果だった。
ウクライナ特殊部隊(SOF)が公開した北朝鮮兵士(SOFテレグラムキャプチャー)
北朝鮮兵士のロシア派兵を巡っては筆者は12月23日に「負傷した軍人は北朝鮮兵? ウクライナが『証拠』として公開した映像に疑問符!」の見出しを掲げ、「交戦状態に入って1か月以上が経ち、北朝鮮兵の死傷者が200人から1000人に上るとみられているのに、またウクライナが北朝鮮兵士に向け投降し、韓国での幸せな生活を送るよう促すビラを撒いているのに未だ『決定的な証拠』となる脱走者や捕虜を一人も確保できないのがウクライナ当局にとっては頭の痛いところである」と指摘していた。
そのうえで「国際社会に北朝鮮の『戦争犯罪』を訴えるには殺傷するよりもなによりもウクライナ特殊部隊がまずは北朝鮮兵士を一人でも二人でも生け捕りするのが先決のようだ」と注文を付けていたが、ウクライナの軍事メディア「ミリタニー」は、現地時間の昨日(26日)、「ウクライナの特殊部隊(SOF)がクルスク戦場で作戦中に北朝鮮兵士1人を捕らえた」と報じ、負傷した北朝鮮兵士の写真をテレグラムで公開した。
ウクライナの偽情報対策センターが公開した北朝鮮兵士(U now テレグラムから)
北朝鮮がロシアに派兵した兵士の多くはウクライナが侵入し、占拠したロシア西部のクルスク州に配備されている。その数は約1万1千人で、韓国やウクライナ情報当局の発表では「暴風軍団」と呼ばれている特殊参戦軍所属の特殊部隊とされている。
占い師・イ・チョンゴン氏(チョン・ゴンユーチューブチャンネルからキャプチャー)
大統領選挙期間中に尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領候補の陣営で活動していたいわゆる巫俗の「乾真法師」として知られいる易者、チョン・ソンベ氏が検察に2018年の地方選挙で某候補から億ウォン単位の不法政治資金を授受した容疑で今朝、逮捕された。
チョン容疑者は尹大統領が検察総長時代から政治などについて様々な助言をしていたことで知られている人物である。
検察はチョン容疑者の逮捕と尹大統領との戒厳令布告とは関係がないと説明しているが、チョン容疑者は大統領選挙時には選挙対策本部傘下の「ネットワーク本部」と呼ばれる組織で活動し、尹大統領が遊説する際には度々同行していたことで知られている。当時、尹大統領候補がソウルの選対本部事務室を訪問した時にチョン容疑者が案内している場面が写っている映像が流れ、対立陣営から問題にされたこともあった。
弾劾を求めた国民に謝罪する朴槿恵元大統領(JPニュースから)
国会で弾劾され、大統領職の停止を余儀なくされた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対して検察と、それに警察が調査を委託した高位公職者犯罪捜査庁(「公職庁」)が競うように尹大統領に出頭を求めている。検察は一両日中に、また「公職庁」は18日までの出頭を求めている。
尹大統領夫妻が居住している大統領室は警察の家宅捜査については「軍事上保護施設、公務上秘密保管施設」を盾に拒み、また検察の中央地検への出頭要請に対しては「大統領の戒厳令宣布行使は司法審査の対象とはならない統治行為である」と拒否し続けている。これは2016年12月に弾劾された保守の先輩である朴槿恵(パク・クネ)元大統領のやり方をそのまま踏襲している。
朴元大統領の時も「軍事上保護施設、公務上秘密保管施設」を盾に家宅捜査に来た検察官らと5時間も対峙し、立ち入りを拒否していた。皮肉にも当時の検察の捜査チーム長は尹大統領自身だった。
弾劾された朴槿恵元大統領と尹錫悦大統領(青瓦台と大統領室から筆者キャプチャー)
戒厳令を発令したことで内乱容疑を掛けられている韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の2度目の弾劾訴追案が今日、国会本会議で表決される。
尹大統領は12日の国民向け会見で「私は法的、政治的責任問題を回避しない。弾劾されようが、捜査されようが、堂々と受けて立つ」と、仮に国会で弾劾されても、出るところに出て最後まで戦う姿勢を示した。与党議員の造反で弾劾されても最後の砦である憲法裁判所に持ち込んで「法廷闘争」を続ける構えだ。
韓国史上弾劾で訴追された大統領は盧武鉉(ノ・ムヒョン)、朴槿恵(パク・クネ)元大統領に続き3人目である。
国会で証言する放送人の金於俊氏(SBSからのキャプチャー)
「SBS」や「TBS」、「MBC」などのテレビで自身の冠番組を持って政府を批判していた放送人の金於俊(キム・オジュン)氏が今日(13日)国会科学技術放送通信委員会に戒厳令関連の参考人として出席し、爆弾発言を行い、政界に衝撃を与えている。
戒厳軍の14人の逮捕リストの中に与党の韓東勲(ハン・ドンフン)代表と野党第1党の李在明(イ・ジェミョン)代表らと共に名前が挙がっていた金氏が「(戒厳令軍の)暗殺組が韓東勲代表を逮捕、移送中に暗殺し、北朝鮮の仕業による計画をしていた」と暴露したからだ。
逮捕組の存在はすでに戒厳令で動員された指揮官らの証言で明らかになっているが、金氏は逮捕組ではなく、「暗殺組」が暗躍していたとして暗殺組の任務について以下のように証言していた。
大統領就任式で宣言をする尹錫悦大統領(大統領室から)
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領への包囲網が一段と狭まっている。
戒厳令を陣頭指揮した金龍顕(キム・ヨン・ヒョン)前国防相が10日未明に内乱容疑で逮捕されたことで金容疑者に非常戒厳を一任した尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に司直の手が迫っている。
金前国防相を逮捕した検察は内乱の首謀者は尹大統領と見なし、捜査を本格化する方針だ。
金正恩総書記(労働新聞から)
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が戒厳令を12月3日に宣布してから1週間が経過しても北朝鮮からは何の反応もない。国営の「朝鮮中央通信」も労働党の機関紙「労働新聞」も黙殺したままだ。戒厳令発令で端を発した韓国の正常不安に異例にも沈黙し続けている。
戒厳令は失敗に終わり、金正恩(キム・ジョンウン)政権が「歴代最悪の極悪政権」と烙印を押した尹大統領が窮地に立たされているにもかかわらず、また首謀者の金龍顯(キム・ヨンヒョン)国防部長官が戒厳令の口実として北朝鮮を局地戦に誘因するため無人機を平壌上空に侵入させ、また北朝鮮がゴミ風船を飛ばしている場所への攻撃の試みが明るみになっているのに奇妙なことに無反応である。
金総書記の代理人である妹の金与正(キム・ヨジョン)副部長は今年5月から始まった南のビラ風船と北のゴミ風船の応酬では韓国に対して8回も警告談話を出しており、また10月3日と9日、10日と3度立て続けに韓国が飛ばした無人機についても10月12日から28日までの間に計6回も非難談話を出していた。
国軍の日の軍事パレードで金龍顯前国防相と尹錫悦大統領(大統領室記者団)
挑発は北朝鮮の専売特許と思いきや、韓国も負けじと北朝鮮を挑発していた。それも驚いたことに局地戦を誘導するための挑発だった。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の非常戒厳令を追求している国防委員会所属の最大野党「共に民主党」の朴範界(パク・ポンゲ)議員が軍関係筋から得た情報によると、金龍顯(キム・ヨンヒョン)前国防部長官は合同参謀本部を訪れ、「なぜ、北朝鮮のビラ風船に警告射撃をしないのか、風船を飛ばしている原点(地点)を攻撃しないのか」と、金明秀(キム・ミョンス)議長を叱責していたようだ。
金議長が指示に従わないため側近の呂寅兄(ヨ・インヒョン)国軍防諜司令官に指示し、10月3日に平壌に無人機を飛ばしたとされる。不思議なことに今回、戒厳軍司令官に制服組トップの金議長ではなく、朴安洙(パク・アンス)陸軍総参謀長を任命したのはこうした背景があった。
尹錫悦大統領(「JPニュース」から)
尹錫節(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾は野党第1党の「共に民主党」をはじめ野党6党が足並みを揃えて大統領の弾劾案を国会に提出したことで明日夜7時に本会議で表決が行われることになっている。
弾劾案が可決されるには国会議席(300議席)のうち3分の2の賛成票が必要だが、与党「国民の力」(108議席)から8人が造反し、野党に同調しない限りは不可能と言われていた。
与党は昨日の時点では党最高委員会議で弾劾訴追案について「(弾劾の)混乱による国民と支持者の被害を防ぐため可決されないよう努力する」と述べ、党として全力を挙げて反対する方針を打ち出していた。
北朝鮮の特殊部隊(朝鮮中央テレビから)
ウクライナのゼレンスキー大統領は12月1日、首都キーウで「共同通信」と単独会見し、ウクライナ軍が占拠したロシアのクルスク州のエリアに配置されている北朝鮮兵がウクライナ軍との戦闘で「死亡したり負傷したりしている」と発言していた。
「情報筋」や「消息筋」の話ではなく、最高司令官である大統領が言及したわけだから確かな情報なのだろう。但し、どうしても気になるのはいつ、どれだけの数の兵士が死亡、負傷したのかについての詳細を明らかにしなかったことだ。
ゼレンスキー大統領自身が北朝鮮の戦死者、負傷者について言及したのは今回で2度目だ。
尹大統領とゼレンスキー大統領(左)金総書記とプーチン大統領(大統領室と労働新聞)
ウクライナに占拠されたクルスク州の一部地域の奪還を目指しているロシアのアンドレイ・ベロウソフ国防相が11月29日にロシア連邦軍事代表団を率いて北朝鮮を公式訪問した。電撃訪問だった。
首脳クラスの公式訪問の場合、北朝鮮は必ず直前に予告する。例えば、昨年7月のショイグ前国防相の訪朝(25−27日)時には直前に朝鮮中央通信が「我が国の国防省の招請でショルグ国防相同志が率いるロシア連邦軍事代表団が祖国解放戦争勝利70周年に際して祝賀訪問する」と伝えていた。
ラブロフ外相が昨年10月19日に訪朝した際も3日前(16日)に朝鮮中央通信を通じて「我が国の外務省の招請でラブロフ外相が10月18−19日まで我が国を公式訪問する」と予告していた。