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大統領就任以来、文在寅が固執する北朝鮮との統一。
日本人にとっては「反日国家」のイメージが強い両国ですが、
もしも朝鮮半島の統一が実現したとすると……
・南北統一=真の国交正常化を意味する
・資源の中国依存を解消
・中国の海洋進出阻止が可能となる
など、巨大反日国家の誕生どころか、日本を救う可能性が高くなります。
決して「絵に描いた餅」とは言い切れない驚愕のシミュレーションをまとめた一冊
1万世帯の住宅が建設されている平壌の和盛地区第3段階区域(朝鮮中央通信から)
日本での北朝鮮報道はネガティブ一辺倒なので北朝鮮の体制崩壊はそう遠くないとか、北朝鮮の経済はそのうち破綻するとの見方が大勢だが、意外にも韓国の専門家や学者らは北朝鮮の自壊による吸収統一を目指している政府当局とは一線を画し、冷静な分析を行っていることがわかった。
韓国で最近「生命、平等、平和、協同」のメディア媒体として知られる「プレシアン」から出版された新刊「北朝鮮経済は死んではいませんよ」が興味深い。7人の共著によるこの本には北朝鮮型の市場経済で企業が利益を競い合っていること、インフォーマルな労働市場が日常生活の一部となっていることなど北朝鮮経済の変化を伝えていた。
「共に民主党」の李在明候補(「共に民主党」のHPから)
韓国の大統領選挙は序盤戦で優位に立っている最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補が圧勝を期し、中道層だけでなく、保守層の支持を得るため保守系の政治家や論客らを自身の選挙キャンプに次々と取り込んでいる。
「保守の策士」と呼ばれている尹汝雋(ユン・ヨジュン)元環境部長官を三顧の礼で常任総括選挙対策委員長に招いたほか、与党「国民の力」から尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の弾劾に反対した党の方針に反発し、離党した若手の金相旭(キム・サンウク)議員を引き抜き、「国民の力」と袂を分かった保守系野党「改革新党」の許垠娥(ホ・ウナ)前代表、文炳浩(ムン・ビョンホ)元議員、金勇男(キム・ヨンナム)議員らを相次いで入党させている。また、朴槿恵(パク・クネ)元大統領の支持者らにも食い込み、「朴槿恵後援会」の一部幹部らが「李在明支持」を表明する事態に至っている。
北朝鮮で発見された無人機(上)と韓国軍が保有する無人機(下)(夫勝粲議員室から)
尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領は突拍子のないことを考え出す実に危険な思考の持ち主である。
「危険」というのは目的のためには手段を選ばないという意味で、選挙で国民から選ばれた「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前代表ら野党議員らを「反国家勢力」とみなし、その反国家勢力が多数を占めている国会を強制解散させるため非常戒厳令を発案し、そのための大義名分として北朝鮮との局地戦争を引き起こそうとしていたことだ。
戒厳令に関する憲法第77条には「大統領は戦時・事変またはこれに準ずる国家非常事態において兵力をもって軍事上の必要に応じまたは公共の安全秩序を維持する必要がある時には法律が定めるところにより戒厳を宣布できる」となっている。要は,戦時状態でなければ、そう簡単には大統領の特権だとしても非常戒厳令を宣布できないのである。
首都防御軍団第60訓練所で13日に実施された北朝鮮の合同軍事訓練(朝鮮中央通信)
北朝鮮は5月13日に人民軍首都防御軍団第60訓練所で特殊作戦区分隊の戦術総合訓練と戦車部隊による合同訓練を行っていた。
金正恩(キム・ジョンウン)総書記が立ち会ったこの訓練には軍のトップスリーである努光鉄(ノ・グァンチョル)国防相、李永吉(リ・ヨンギル)軍総参謀長、鄭京擇(チョン・ギョンテク)軍総政治局長をはじめ国防省の主要指揮官と人民軍大連合部隊の軍事・政治指揮官らが勢揃いして参観していた。
大統領公邸から引っ越しした時の金建希夫人(「JPニュース」から)
昨日、裁判所に現れた尹錫悦(ユン・ソンヨル)前大統領の表情はいつになく曇っていた。裁判所に集まった熱狂的な支持者らを見向きもせず、また「尹錫悦!」の声援に応えることもなく、終始無表情だった。おそらく、自らの刑事裁判よりも気懸りなことがあるのだろう。
それと言うのも、金建希(キム・ゴンヒ)夫人が明日(14日)、検察に出頭し、調査を受けるよう要請されているからである。それも参考人ではなく、公職選挙法及び政治資金法違反の容疑者として出頭を命じられているのである。
金夫人の容疑を調べているソウル中央地検の捜査チームは今年2月以降、「対面調査が必要である」として、非公式に再三にわたって出頭を要請していた。しかし、金夫人が梨の礫だったことから業を煮やし、今回、期日を定め、出頭するよう迫ったのである。
防弾チョッキを身に着けていた「共に民主党」の李在明候補(韓国紙「京郷新聞」)
韓国の大統領選挙が本日(12日)、6月3日の投開票日に向けてスタートした。
無所属候補を含め7人の候補が立候補しているが、選挙戦は与党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)候補、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補、それに保守系野党の「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)候補の3人の有力候補で争そわれることになる。
昨日発表された大手世論調査会社「リアルメーター」の調査(7〜9日実施)によると、支持率で李在明候補52.1%、金文洙氏31.1%、李俊錫氏6.3%と、李在明候補が大きくリードしていた。今後、3週間の選挙期間中に異変が起きない限り、李在明候補が大統領に当選する確率は極めて高い。そうなれば、文在寅(ムン・ジェイン)政権以来、3年ぶりの進歩政権の復活となる。
ロシア大使館で演説する金正恩総書記(朝鮮中央通信)
金正恩(キム・ジョンウン)総書記はモスクワで行われたロシアの対独戦争勝利80周年式典に出席する代わりに駐朝ロシア連邦大使館を9日に訪問し、祝賀演説を行っていた。
演説で金総書記は「私は兄弟国のロシアの主権と安全を乱暴に侵奪した敵対勢力の冒険的な軍事的妄動を我が国家に対する侵攻と見なすということと、それに従って条約上の義務を誠実に履行しようとする決心を大統領同志と迅速に共有し、共和国武力の戦闘区分隊にロシア武力と協同してウクライナのネオナチ占領者を撃滅し、クルスク地域を解放するという命令を下した」と、金総書記自らが対露派兵を決断したと語っていた。
金総書記は北朝鮮の派兵はロシアのプーチン大統領の昨年6月の訪朝の際に発表された「包括的戦略的パートナーシップ」に基づくものであるとして「参戦は正当なことであり、これは我々の主権的権利の領域である」と開き直っていた。
2023年にウラジオストクで会談したプーチン大統領と金正恩総書記(朝鮮中央通信)
競馬の予想同様に北朝鮮の動向、特に権力を継承して以来、海外メディアのインタービューに一度も応じたことのない最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)総書記の動静を予想、もしくは占ってもまず的中することはない。世界最高の情報機関と言われている米CIAをもってしても、また北朝鮮を48時間マークしている韓国の情報機関「国情院」であっても当てることは容易ではない。
首都モスクワの「赤の広場」での第二次大戦の対独戦勝80周年記念式典と軍事パレードには中国や旧ソ連構成国など約30の国・地域の首脳や高官が出席するが、北朝鮮からは駐ロシア大使が出席する。案の定、金正恩(キム・ジョンウン)総書記は出席しない。
意外なことではなく、予想されたことだ。実際に北朝鮮は「金総書記が出席する」と一度も公言、口外したことはない。周辺国の外野が騒いだだけだ。
第二経済委員会傘下の主要な軍需工場を視察した金正恩総書記(朝鮮中央通信)
北朝鮮に打出の金小槌でもあるのだろうか?
今朝も北朝鮮は日本海に向けミサイルを発射していたが、アジア最貧国と言われているのにここ数年の国防力の増強と建設ラッシュには目を見張るものがある。
金正恩(キム・ジョンウン)総書記は数日前にも軍事部門を担当する第二経済委員会傘下の主要な軍需工場を訪れ、「より多くの砲弾を生産せよ」と号令を掛けていた。
与党候補の韓悳洙前首相(左)と金文洙前雇用労働部長官(総理室と金文洙氏のHPからキャプチャー)
韓国の第21代大統領選挙の6月3日の投票日まで1カ月を切り、残り27日となった。
野党第1党の「共に民主党」は前代表の李在明(イ・ジェミョン)候補に決まり、すでに地方遊説を活発に行っているが、与党「国民の力」の候補はだ未確定である。金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官と韓悳洙(ハン・ドクス)前首相との一本化交渉が進まないからだ。
大統領候補の登録期限は5月11日。この日までに一本化が成立しなければ、保守は分裂選挙を強いられることになりかねない。そうなれば、共倒れは目に見えている。
大統領公邸から引っ越した時の金建希夫人(「JPニュース」から)
最高刑が死刑もしくは無期懲役の内乱容疑の裁判を受けている尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領はソウルの自宅マンションに移ってからマンション内を散歩したり、警護員の車で郊外のレストランでランチを取ったり、愛犬を連れて近くの公園を散策したり、一見余裕綽々の日々を送っているようにみえるが、金建希(キム・ゴンヒ)夫人については4月11日に大統領公邸から引っ越しした際にその姿が映像で捕えられただけで動静は全く伝えられていない。
夫が逮捕され、拘置所に収監された時、弁護士だけでなく与党の幹部らが入れ代わり立ち代わり面会に訪れていたが、金夫人は一度も面会することはなかった。金夫人が外出したのは夫が非常戒厳令を宣告した昨年12月3日に整形外科を訪れたのが最後で、かれこれ5カ月以上も外出を控えている。
金夫人は先月、野党が国会に参考人として出席を求めた際には「心身衰弱」を理由に出席を拒んでいたが、マンションから一歩も出ないのはそれなりの理由がある。
尹錫悦前大統領と大統領候補の李在明氏と韓悳洙氏(大統領室と民主党HPと国務室から筆者キャプチャー)
日本では考えられないような異常事態が韓国で次々と起きている。一言で言って、国家の機能が根本から揺らぎ、実に「おかしい国」になってしまった。その理由は以下のとおりである。
金文洙候補(「JPニュース」から)
来月3日に実施される韓国大統領選挙の与党「国民の力」の候補は金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官に決まった。
世論調査の支持率で与党候補内ではトップを走っていた金文洙候補は本日午後に行われた最終予備選(決勝戦)で56・53%の得票率を得て、43.47%の前党代表の韓東勲(ハン・ドンフン)候補に約13ポイントの差を付け、大統領候補に正式に選出された。
金文洙候補は保守の伝統地盤である慶尚北道の出身である。国会議員も1996年から2006年まで3期務め、その後、首都圏に属する京畿道の知事も2014年まで2期務めるなど政治キャリアは申し分ない。
尹錫悦前大統領の夫人、金建希氏(大統領室から)
韓国の検察(ソウル南部地検)は4月30日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領夫妻のソウル市内のマンション自宅に家宅捜索に入ったが、これは「コンジン法師」と呼ばれている易者、チョン・ソンベ氏と尹夫妻のただならぬ関係を調べるためだ。
検察が示した捜索令状には「容疑者ら(チョン氏と他1名)は2022年4月から8月にかけて公職者の職務と関連し、公職者の配偶者に対して贈答品を提供した」と記載されていた。公職者とは尹前大統領であり、その配偶者とは金建希(キム・ゴンヒ)夫人を指していることはあえて触れるまでもない。
家宅捜索は7時間半に及ぶもので自宅にいた元検察総長の尹前大統領は捜査が長時間に及んだことに苛立ち「早くやって帰れ」と怒鳴ったようで、また、金建希(キム・ゴンヒ)夫人も押収対象が100項目に及んだことから「度が過ぎる」と嘆いたそうだ。
野党「共に民主党」の李在明大統領候補(李在明前代表のHPから)
城南市長時代の柏?洞用途変更利疑惑を巡る「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)大統領候補の「虚偽事実公表容疑」は3月26日の2審(高裁)で逆転無罪の判決が出ていたが、大法院(最高裁)は本日午後、検察の控訴を認め、高裁への差し戻しの判決を下した。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の罷免により新大統領を決める6月3日の大統領選挙は李在明候補の圧勝が予想されていたが、大法院の判決で混沌としてきた。
大法院は、昨年11月に有罪とみなし、懲役1年、執行猶予(2年)の有罪判決を下したソウル地裁に軍配を上げたことになるが、1審通りならば、李候補は議員失職、被選挙権剥奪で大統領選挙には出られないことになっていた。
尹錫悦前大統領夫妻(「JPニュース」)
尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領夫妻はまるで蛇に睨まれた蛙のようだ。大統領公邸からソウルのマンションに引っ越しして間もないが、早々に検察から自宅を家宅捜索されてしまった。
筆者がこの欄に「統一教会が尹錫悦前大統領夫人に贈ったダイヤのネックレスはカンボジア利権絡み?」の見出しの記事を載せたのは3日前の26日だった。
驚いたことにこの日から僅か4日目に検察は尹前大統領の自宅をガサ入れしたことになる。検察の動きはまるでタガが外れたかのようである。
訪露した金正恩総書記をウラジオストクで出迎えたプーチン大統領(朝鮮中央通信から)
北朝鮮が朝鮮労働党中央軍事委員会の声明を通じてついにロシア派兵を認めた。
派兵を開始した昨年10月からウクライナ軍から様々な証拠を突きつけられても一貫して否認してきた北朝鮮が掌を反して、派兵を認めたのはロシアのゲラシモフ軍参謀総長が4月26日にプーチン大統領にクルスク州の完全奪還を報告した際に「北朝鮮兵がロシア軍と肩を並べて戦い、大きな役割を果たした」と発言し、また翌27日にロシア外務省が北朝鮮軍の参戦を公表したことと無縁ではない。
ロシアが北朝鮮の断りなしで北朝鮮軍の参戦事実を一方的にばらしたのではなく、両国の事前協議、合意に基き、同時発表したものとみられる。そのことは、ゲラシモフ参謀総長が北朝鮮兵について「高いプロ意識、不屈の精神、勇気、英雄的行為で貢献した」と賞賛していたことからも窺い知ることができる。というのも、党中央軍事委員会の声明でも「我が武力の各区分隊は高い戦闘精神と軍事的気質を余すところなく示し、集団的英雄主義と無比の勇敢さ、犠牲的精神を発揮した」と、参戦兵士が讃られていたからである。
2018年10月にバチカンを訪問し、ローマ教皇に会見した文在寅前大統領(青瓦台HPから)
バチカンのサンピエトロ広場で4月26日に営まれたフランシスコ・ローマ教皇の葬儀には米国のトランプ大統領ら50数人の国家元首を含め約130か国から代表が出席していた。
韓国からも柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官が出席していた。教皇が4月21日に死去した際には大統領代行の韓悳洙(ハン・ドクス)首相が弔電を送っていた。フランシスコ教皇はこれまでに3度も韓国を訪れているので外交儀礼上、至極当然のことである。
一方、北朝鮮は代表も弔電も送らなかった。それどころか、北朝鮮のメディアは教皇の死去について一言も言及せずに無視を貫いている。
スペインを訪問した時の金建希夫人(「JPニュース」)
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が罷免、失職し、政権の座から転がり落ちるや尹夫妻にまつわる風聞が次から次に出てきた。
その一つが、数日前から韓国のTV「MBC」と「JTCB」が競って報じている統一教会と尹大統領夫妻との浅からぬ関係である。
「MBC」と「JTCB」は尹政権に批判的な報道で知られているが、奇しくも同じ22日に「MBC」は「尹錫悦―統一教会 単独面談の斡旋?・・・『暗黙の了解があった』」の見出しを掲げ、また「JTCB」は「『金夫への贈り物』・・・易者に『ダイヤモンドネックレス』を贈った統一教会」の見出しを付け、それぞれ1報を伝えていた。
米韓合同軍事演習で握手する米韓軍首脳(韓国国防省配信)
トランプ政権の一方的な関税引き上げは世界中に波紋を引き起こし、各国はその対応に追われているが、韓国も今日からワシントンで両国の財務・通商担当相が参加する「2プラス2」の通商協議を開く。
韓国は日本よりも1パーセント高い25%の関税を掛けられているが、可能ならば適用対象外に、無理ならば、少しでも引き下げてもらう方針だが、米国は在韓米軍の駐留経費負担問題を含む「ワンストップ・ショッピング(一括取引)」の交渉を求めており、通商と安全保障を分離する「ツートラック」の韓国と立場を異にしている。
韓国からすれば、在韓米軍の駐留経費負担問題はバイデン前政権下で2026〜30年までの韓国側の負担金が定められており、すでに2026年の負担額については2025年比で8.3%引き上げ、1兆5192億ウォン(約1525億円)で合意している。
失踪した李雪主夫人の友人、朴美香(姜哲煥氏の「北朝鮮事件ファイル365」からキャプチャー)
韓国はユーチューブの全盛期だ。
弾劾、罷免され追い詰められた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が一時的にせよ息を吹き返すことができたのも保守・右翼系のユーチューバーが連日、大統領支持を呼び掛けたお陰だ。
約100万人の登録者を持つ7〜8人のインフルエンサーがユーチューブチャンネルで配信する情報や解説に感化され、若者を中心に全国で大統領弾劾反対運動が起きたのは周知の事実だ。
韓悳洙首相(国務総理室配信)
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の失職に伴い、6月に実施される韓国大統領選挙は世論調査の支持率では野党第1党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前代表がトップを独走する状態が続いている。
政権与党「国民の力」は対抗馬を選出する党予備選を実施し、5月3日には公認候補を選出する運びとなっている。
現在8人の候補が名乗り上げているが、尹大統領弾劾を巡っては反対派と賛成派に分かれ、候補間で激しいバトルが演じられている。
桂銀淑(「JPニュース」)
今日(19日)から2日間、東京有明アリーナで予定されていた韓流グループ「少女時代」のテヨンの「ソロデビュー10周年記念コンサート」が機材トラブルなどで急遽中止となり、すでにチケットを購入し、この日を待ちわびていたファンをがっかりさせているようだ。
偶然は重なるもので、紅白歌合戦に7回連続出場するなど日本で大活躍していた韓国人歌手、桂銀淑(ケイ・ウンスク)の1週間後の日本でのディナーショーも流れてしまった。桂銀淑の場合は、日本への入国ビザが下りず、来日の目途が立たなくなったからだ。
ソウル在住の桂銀姫に近い関係者によると、桂銀淑は「Kエイジェンシー」を窓口に3月15日にビザを申請していたが、1か月後の4月15日に日本の当局から不許可の通知が届いたとのことだ。
雛壇中央の金正恩総書記と娘の「ジュエ」(朝鮮中央通信)
「ジュエ」と呼ばれている金正恩(キム・ジョンウン)総書記の娘が4月15日、平壌市内の和盛地区第3段階1万世帯住宅の竣工式に出席していた。
娘は2013年生まれでまだ12歳だが、容姿も身なりも随分と大人びてきた。
娘は1万世帯住宅の竣工前の4月3日に父親が視察した際にも随行していたので娘がこの日も現れることは予想できた。
北朝鮮のビアーガーデンと大同江ビール(「今日の朝鮮」から)
北朝鮮が故金日成(キム・イルソン)主席の生誕日を記念し、4月6日に平壌で6年ぶりに開催した国際マラソンには46か国から約200人のマラソンランナーが出場したようだ。参加国数に限っては五輪マラソン並みだ。
マラソン大会後にランナーや観光客らは国別に、あるいはグループ別に分かれ、宿舎のレストランで、あるいは市内のビアーガーデンなどで酒盛りをやったようだが、ビール党の間で「幻のビール」と称されている北朝鮮のビールをおそらく賞味したのではないだろうか。
北朝鮮には「平壌ビール」や「金剛ビール」、「鳳鶴ビール」それに大麦だけでなく白米も使用する「龍城ビール」などの銘柄がある。また経済特区に指定されている中露との国境都市、羅先にも「豆満江ビール」などがあるが、何と言っても一番人気は麦と米を配合した「大同江ビール」であろう。
金正哲(左)と金正恩兄弟(KBS報道画面からキャプチャー)
今日4月15日は北朝鮮の建国の父でもあり金正恩(キム・ジョンウン)総書記の祖父でもある故金日成(キム・イルソン)主席の生誕日である。
北朝鮮はこの日を機に金日成―金正日(キム・ジョンイル)―金正恩と3代続く革命伝統継承の正統性を大々的にPRするが、2代目まで長男だった後継者が3代目のみ3男に継がれた理由は今もって謎となっている。
異母兄弟の長男でマレーシアで暗殺された故金正男(キム・ジョンナム)氏とは異なり、「金正日前総書記が溺愛した高英容(コ・ヨンヒ)夫人との間に生れた子であるから」とか、「性格が勝ち気で、後継者に相応しかった」とか、「幼い頃から父親が定めていた」など様々な説があるが、金正恩総書記には4歳年上の実兄、金正哲(キム・ジョンチョル)氏がいる。金総書記の料理人で知られる藤本健二氏によれば、二人は1990年代半ばにスイスのインターナショナルスクールに一緒に留学するなど仲が良いことで知られている。
尹錫悦前大統領と韓悳洙首相(左)(大統領室から)
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の罷免、失職により新大統領を決める大統領選挙は6月3日に決まった。
韓国の世論調査機関「韓国ギャラップ」が4月8から10日にかけて実施した世論調査で次期大統領にふさわしい人物を聞いたところ、野党第1党の「共に民主党」の前代表「李在明(イ・ジェミョン」との回答が37%あった。先週よりもさらに3ポイントも上昇していた。
一方、与党「国民の力」の候補をみると、「帯に短し襷に長し」と言うか、どんぐりの背比べである。
第31回平壌国際マラソン(朝鮮中央通信から)
北朝鮮の首都、平壌で世界陸上競技連盟認定の「第31回平壌国際マラソン」が2019年以来、6年ぶりに開催された。
北朝鮮が外貨獲得のため観光事業に乗り出したと囁かれている最中に国際マラソン大会が開かれたことで外国からどれだけ多くのマラソンランナーや観光客が集るのか注目されていたが、主催者の北朝鮮は「中国、ルーマニア、モロッコ、エチオピアの選手と多くの国・地域から来たマラソン愛好家が参加した」(朝鮮中央通信)と伝えただけで参加国の正確な数も参加者の数も明らかにしなかった。
外国からの参加者を募集した北京にある北朝鮮旅行専門会社「高麗ツアーズ」の総支配人は自身のSNSを通じて「約200人の旅行客が平壌に入った」ことを明らかにしていたが、200人が二手に分かれ、4月3日と5日に北京を出発し、平壌入りしたようだ。
リ・チョンゴン占い師(リ・チョンゴンのユーチューブチャンネルから)
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が罷免、没落した原因がトラブルメーカーである金建希(キム・ゴンヒ)夫人にあることは韓国のメディアだけでなく、与党「国民の力」所属議員ですら認めていることだが、占い師の言いなりになったことも原因の一つと言える。
尹錫悦夫妻には専属の占い師、易者がいる。前回の大統領選のテレビ討論会で尹前大統領が手の平に「王」の字を書いて出てきたことからその存在が取り沙汰されていた。
尹前大統領は当時、対立候補から「お告げで政治をしているのか」と批判された際に「名もわからない近所のおばさんから何気なしに書いてもらった」と釈明していたが、それをそのまま信じる者はいなかった。
特殊部隊作戦基地を訪れた金正恩総書記(朝鮮中央通信から)
ウクライナ停戦が一向に進まない。むしろ戦闘が激化している。
一時は、ウクライナ軍に占領されていたクルスク州をロシア軍がほぼ奪還するなど猛攻勢を強めていたことから米国が仲裁する停戦交渉もロシア有利に働くとみられていたが、ウクライナ軍は3月にロシア西部のベルゴロド州に進軍し、部隊が進駐しているようだ。
このことはゼレンスキー大統領が一昨日(7日)、「我々は敵領の国境地帯で作戦行動を続けている」と発言したことで初めて公となった。
最大野党「共に民主党」の李在明代表(「JPニュース」から)
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の罷免による次期大統領選挙が6月3日に実施されることが決定した。これにより、与野党一斉に選挙モードに突入した。
政権維持を狙う与党「国民の力」では5〜6人の大統領選出馬が取り沙汰されており、与党候補の中では支持率トップを走る金文洙(キム・ムンス)労働部長官が今日にも辞表を提出し、出馬宣言を行うものとみられている。
一方、政権奪還を目指す野党第1党「共に民主党」の最有力候補、李在明(イ・ジェミョン)代表も明日(9日)代表を辞任し、大統領選への準備に取り掛かる。
尹錫悦前大統領夫妻(大統領室から)
昨年日本でも話題を呼んだ韓国映画「ソウルの春」は1979年12月12日に起きた全斗煥(チョン・ドファン)国軍保安司令官率いる若手将校らによる粛軍クーデターを題材にした映画である。この日の出来事は「12.12」と呼ばれ、韓国の負の歴史として刻まれている。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が国防長官と密議し、2024年12月3日に非常戒厳令を発令すると同時に陸軍参謀総長を戒厳軍司令官に任命し、首都警備司令部、特戦団司令部、防諜司令部、情報司令部傘下の軍人1605人と武装警察官(機動隊)3790人を動員し、議会の制圧を試みたのは事実上の親衛クーデターである。すでに「12.3」と呼ばれており、韓国の歴史に汚点として刻まれることになるであろう。
負の歴史が繰り返されることとなったが、なぜ、軍歴もない検察官出身の大統領がクーデターを引き起こしたのだろうか?
1万世帯の住宅が建される和盛地区第3段階区域(朝鮮中央通信から)
北朝鮮が昨年11月に国連制裁の最中5年ぶりに「国際見本市」を開催したのに続き、今日4月6日、北朝鮮の首都、平壌で世界陸上競技連盟認定の「第31回平壌国際マラソン」が開催される。新型コロナウィルスが感染拡大した2019年以来、6年ぶりの開催となる。
北京にある北朝鮮旅行専門会社「高麗ツアーズ」を通じてエントリーした外国人ランナーの第1陣は4月3日に、第2陣は5日に北京を出発し、平壌入りしている。「高麗ツアーズ」が募集した5泊6日のツアーは日本円で約34万円。1国につき男女2名の招待選手限っては航空券も宿泊費も主催者の北朝鮮が負担することになっている。
「高麗ツアーズ」はカナダ、イラン、中国など45カ国から参加申請があったと発表していたが、今朝の「朝鮮中央通信」によると、中国、エジプト、エチオピア、タイ、英国、ルーマニア、モロッコなどからマラソン愛好家らが平壌に到着している。
尹錫悦前大統領(「JPニュース」)
韓国の憲法裁判所で歴史的な判決が下された。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が哀れにも罷免されたのである。現職大統領が罷免されたのは2017年の朴槿恵(パク・クネ)元大統領に続き憲政史上2人目である。
朴元大統領が憲法裁判所で罷免され、失職したのが2017年3月10日である。
憲法裁判所の罷免宣告を受けて失職し、大統領官邸を去った朴槿恵(パク・クネ)元大統領は側近を通じて「大統領としての使命を最後まで果たせず、申し訳ないと思っている」との遺憾の意を表明したが、同時に「時間はかかるだろうが、真実は必ず明らかになると信じている」とも述べていた。
ウクライナ戦場の北朝鮮兵士(ウクライナ36独立海兵旅団SNSから)
ウクライナ戦の停戦を前にロシアとウクライナの陣取り合戦が、特にクルスク州での攻防は熾烈を極めているようだ。当然、それに比例して双方の犠牲も増している。
ロシアが自軍の損失を明かさず、また北朝鮮派兵の事実も伏せているため詳細は不明だが、北朝鮮が1万1千人の兵士をロシアに派遣したのがウクライナの情報では昨年10月である。
そのうち約8千人がウラジオストクなど極東地域で訓練を受け、ウクライナ軍が侵攻し、激戦地となったロシア領、クルスクの戦場に出陣したのはロシア軍の奪還攻撃が始まった11月に入ってからである。
憲法裁判所の法廷(JPニュースから)
揉めに揉めていた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾裁判の宣告日が4月4日午前11時に決まった。
結審が終わったのが2月25日。弾劾された歴代大統領の前例からすると、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の場合は弁論終結から2週間後、朴槿恵(パク・クネ)元大統領の場合は11日後だったので最長期間となった。
憲法裁判官は8人いるが、文炯培(ムン・ヒョンベ)裁判官と李美善(イ・ソンミ)裁判官(女性)の2人は4月18日には任期満了で退任する。従って、仮にそれまで結論を出さなければ6人体制となり、補充しなければ宣告はできないことになっていた。