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    辺真一の近著!

    もしも南北統一したら

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大統領就任以来、文在寅が固執する北朝鮮との統一。
日本人にとっては「反日国家」のイメージが強い両国ですが、
もしも朝鮮半島の統一が実現したとすると……

・南北統一=真の国交正常化を意味する
・資源の中国依存を解消
・中国の海洋進出阻止が可能となる

など、巨大反日国家の誕生どころか、日本を救う可能性が高くなります。
決して「絵に描いた餅」とは言い切れない驚愕のシミュレーションをまとめた一冊



2024年3月28日(木)

「北方限界線に異常あり!」 米CIA出身の北朝鮮問題専門家が「軍事衝突の可能性」を警告!

韓国軍が固守する北方限界線(NLL)と北朝鮮が主張する海上境界線

 軍事境界線を挟んだ「相手を圧倒する」ための今年の南北の軍事演習が例年以上に激しさを増している最中、今年1月に北朝鮮専門メディア「38ノース」に元ロスアルモス国立研究所研究所長のジークフリード・ヘッカー博士と共同で投稿した文で「朝鮮半島は1950年6月25日(朝鮮戦争勃発)直前の状況にある。最も危険だ」と戦争勃発の可能性を憂慮していた美CIA出身の米ミドルベリー国際研究所のロバート・カーリン研究員が昨日(27日)ウィーンで開かれた国際セミナーで「金正恩(キム・ジョンオン)は引き続き戦争を準備しており、黄海(西海)で軍事衝突が発生する可能性が高い」と主張していた。

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2024年3月27日(水)

首相が誰であっても拉致問題の解決は容易ではない

金正恩総書記の実妹、金与正党副部長(朝鮮中央テレビから)

 拉致問題での北朝鮮の「壁は」厚すぎる。こじ開けるのは不可能に近い。

 岸田文雄首相が何とか突破しようと試みたが、金正恩(キム・ジョンウン)総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)副部長にあっさりと跳ね返されてしまった。岸田首相でなくても、誰が首相であっても同じ目に遭っていただろう。

 電撃的な平壌訪問で北朝鮮に拉致を認めさせ、5人の拉致被害者を取り戻した小泉純一郎政権から岸田文雄政権まで政権が9度変わり、その間、自民党から民主党に政権が交代した時期もあったが、小泉政権以降の歴代首相は「拉致問題の一刻も早い解決を図りたい」(安部晋三首相)、「私の手で拉致問題を解決したい」(福田康夫首相)、「拉致問題は時間との勝負だ。答えを急いで出したい」(麻生太郎首相)と、いずれも解決に向けて決意表明していたが、残念なことに成果を出せなかった。

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2024年3月25日(月)

有事の際に「韓国を占領、平定する」訓練に明け暮れる北朝鮮

人民軍戦車装甲兵連隊の訓練(朝鮮中央通信から)

 昨日(3月24日)は日曜日にもかかわらず金正恩(キム・ジョンウン)総書記は朝鮮人民軍の近衛ソウル柳京守第105戦車師団と直属第1戦車装甲歩兵連隊を視察していた。

 近衛ソウル柳京守第105戦車師団は今月13日に行われた人民軍戦車兵大連合部隊間の対抗訓練で優勝した戦車師団である。

 金総書記の視察にはいつものように軍のトップ3である砲兵局出身の朴正天(パク・ジョンチョン)党中央軍事委員会副委員長と強純男(カン・スンナム)国防相、それに李永吉(リ・ヨンギル)現総参謀長が随行していた。

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2024年3月23日(土)

非武装地帯4kmを挟んでの南北の熾烈な軍事訓練 「攻める」人民軍に「反撃する」韓国軍

韓国軍の敵の奇襲攻撃を想定した市街地戦闘訓練(韓国陸軍配信)

 春の恒例行事である米韓合同軍事演習が終了しても昨年同様に今年も朝鮮半島の軍事的対立は一向に緩和されず緊張状態が続いている。

 米韓合同軍事演習(4−14日)に対して6日に前線部隊の射撃訓練、7日に大連合部隊による砲撃訓練、13日に戦車部隊の訓練で対抗していた北朝鮮は14日以後も15日に各航空陸戦兵(空挺)部隊の訓練を行う一方で18日には砲兵部隊による超大型砲(600mm)発射訓練を行うなど韓国に対して強硬姿勢取っている。

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2024年3月21日(木)

サッカーで日朝雪解け? 平壌での「日朝戦」が終わるまで北朝鮮もミサイル発射を自制か

岸田文雄首相と金正恩総書記(首相官邸と労働新聞から筆者キャプチャー)

 いよいよ2026年の北中米ワールドカップ(W杯)のアジア2次予選、日本と北朝鮮の第1戦が今日(21日)、国立競技場で行われる。第2戦は5日後の26日、舞台を平壌に移して行われる。日本にとっては13年ぶりの平壌での試合となる。

 拉致問題や核問題など懸案は未解決のままだが、最悪の関係にあった13年前に比べると取り巻く環境も含めてとげとげしさは感じられない。

 ブラジルW杯出場権をかけた2011年の時は日本の制裁措置により荷物検査も含め日本の出入国検査に随分と時間がかかった。しかし、今年2月のパリ五輪の出場権をめぐる日本との試合ため来日した北朝鮮女子選手同様に北朝鮮の男子選手らは今回もすんなりと入国ができた。

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2024年3月20日(水)

米国と北朝鮮が「極超音速ミサイル」で同時発表 米朝の極超音速ミサイル開発競争

今年1月14日に発射された極超音速中長距離固体燃料ミサイル(朝鮮中央通信から)

 米空軍が「空対地極超音速ミサイルの試射に成功した」と、19日に発表した。

 米空軍の発表によると、17日にグアムのアンダーソン基地から出撃した「B−52」戦略爆撃機による極超音速ミサイル「空中発射迅速対応武器(ARRW)」の試射が成功したようだ。

 ARRWは「極超音速滑空体(HGV)」と呼ばれ、発射後にブースターによって加速。切り離し後はグライダーのように滑空する。

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2024年3月18日(月)

昨年よりも抑制されている北朝鮮の3月のミサイル発射

北朝鮮の弾道ミサイル(朝鮮中央テレビから)

 北朝鮮は今朝7時44分頃から黄海北道・サンウォン一帯から日本海に向けミサイルを数発発射した。北朝鮮のミサイル発射は先月14日に発射された地対艦巡航ミサイル以来33日ぶりである。

 ミサイル部隊による軍事訓練の一環だとするならば、午後にもあるかもしれないが、仮に金正恩(キム・ジョンウン)総書記の立ち会っているならば、午前中で終わる可能性が高い。金総書記が午前と午後に立ち会うのは稀だからである。

 北朝鮮はミサイルを発射するまでは「侵略戦争」の準備と警戒していた今年の米韓合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」に前線部隊の射撃訓練、大連合部隊(軍団)の砲撃訓練、戦車部隊の演習で対抗していた。

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2024年3月17日(日)

韓国の総選挙 与党の「アカ攻撃」VS野党の「親日攻撃」 伊藤博文から李舜臣まで選挙利用

「共に民主党」京畿道支部の「反日選挙」ポスター(民主党京畿度支部のSNSから)

 韓国の総選挙(国会議員選挙)は4月10日が投票日である。まだ公示されてないが、事実上、選挙戦は中盤戦に突入している。

 今回の選挙では与党「国民の力」からは李俊錫(イ・ジュンソク)元代表が、最大野党「共に民主党」からは李洛淵(イ・ナギョン)元代表が離党し、それぞれ「改革新党」と「新しい未来」を旗揚げし、選挙戦に挑んでいるが、選挙戦の関心は2大政党である「国民の力」と「共に民主党」のどちらが過半数を占めるか、あるいは第1党になるのかに向けられている。

 特に今回の選挙は3年後(2027年3月)に行われる大統領選の前哨戦とみなされているだけに選挙の陣頭指揮を執っている「国民の力」のトップ、韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員長(51歳)も「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表(60歳)も背水の陣で挑んでいる。両人とも次期最有力大統領候補として名が挙がっているからだ。

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2024年3月16日(土)

米韓合同軍事演習が終わっても、軍事訓練を続ける北朝鮮 落下傘部隊の訓練に「金親子」が立ち会う!

双眼鏡を手にする金正恩の「娘」(朝鮮中央通信から)

 米韓合同軍事演習が14日に終了したことで対抗措置を取っていた北朝鮮も矛を収めのではと観測されていたが、北朝鮮は15日も朝鮮人民軍の各航空陸戦兵部隊の訓練を行っていた。

 今朝の国営放送「朝鮮中央通信」によると、金正恩(キム・ジョンウン)総書記は13日の戦車部隊の訓練視察に続いてこの各航空陸戦兵部隊の訓練に立ち会っていた。航空陸戦兵部隊とは落下傘部隊のことである。

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2024年3月14日(木)

北朝鮮の戦車が「世界で一番」? それでロシアに供与?

金正恩総書記が搭乗している北朝鮮の新型主力戦車(朝鮮中央通信から)

 金正恩(キム・ジョンウン)総書記が3月6日の人民軍の射撃訓練、7日の砲撃訓練に続き、昨日(13日)は戦車部隊の訓練を視察していた。

 軍のトップ3である砲兵局出身の朴正天(パク・ジョンチョン)党中央軍事委員会副委員長(元軍総参謀長)が同行し、現地で強純男(カン・スンナム)国防相及び李永吉(リ・ヨンギル)軍総参謀長や戦車兵大連合部隊の指揮官らが金総書記を出迎えていた。

 訓練は戦車兵大連合部隊間の対抗訓練競技という形式で行われたが、今朝の北朝鮮の国営通信「朝鮮中央通信」によると、訓練は「相違なる戦術的任務に応じた戦闘行動方法を熟練させる」ことに目的が置かれ、競技に出場した戦車は「競技走路を速いスピードで走りながら、強力な打撃で目標を一撃のもとに粉みじんにし、高い機動力で堅固な防御界線を克服した」と伝えられている。

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2024年3月13日(水)

北朝鮮ホームでのサッカー日朝戦の「2つの懸念」 ブーイングと暴動

今年2月17日に行われた北朝鮮サッカー国内戦(朝鮮中央通信から)

 FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップのアジア第2次予選の日本と北朝鮮の第2戦が3月26日に北朝鮮の首都、平壌の金日成競技場で行われることが正式に決まったが、試合当日までもう一波乱ありそうな気がしてならない。

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2024年3月10日(日)

北朝鮮は「国歌」を作詞した詩人が作詞し、日本で大ヒットした「イムジン江」を放送禁止曲にするつもりか

南北及び在日の歌手らによる「イムジン江」のCD(コリア・アーツ・センター提供)

 金正恩(キム・ジョンウン)総書記は昨年末の労働党中央委第8期第9回全員会議(総会)での報告で唐突に「韓国はもはや同じ民族でなく、敵国、交戦国である」と規定し、韓国との関係を完全に遮断・断絶する方針を打ち出した。

 金総書記は「韓国はもはや同胞でもなく、統一の相手でもない」として、「共和国の民族歴史から『統一』、『和解』、『同族』という概念自体を完全に削除しなければならない」と述べ、驚いたことに建国以来歌われてきた国歌「愛国歌」の歌詞にある「三千里」という単語を削除し、「この世」に変えてしまった。「三千里」という単語が問題になったのは朝鮮半島全体を指す表現として用いられているからである。

 北朝鮮が統一を連想する歌をすべてタブーにすれば国民的な歌となっている「統一列車は走る」、「朝鮮は一つ」、「我らの願いは統一」などの祖国統一や南北一体感をアピールする歌などは今後2度と北朝鮮で歌われることはなさそうだ。

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2024年3月8日(金)

中国外相が「日増しに緊張が高まっている」と朝鮮半島の状況を憂慮 北朝鮮が砲撃した場合の韓国の被害状況

人民軍大連合部隊の砲撃訓練(朝鮮中央通信から)

 中国の王毅外相が昨日(7日)、全人代(全国人民代表大会)での恒例の記者会見で「朝鮮半島の情勢は日増しに緊張が高まっている」と、米韓合同軍事演習とそれに対抗する北朝鮮の軍事演習により軍事緊張が高まっていることに憂慮を表明していたが、北朝鮮は昨日も金正恩(キム・ジョンウン)総書記の立ち会いの下、朝鮮人民軍大連合部隊の砲撃訓練を行っていた。

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2024年3月7日(木)

米韓合同軍事演習に対抗し北朝鮮が金総書記立ち合いの下、「南侵訓練」も

米韓合同軍事演習に対抗した北朝鮮の軍事演習(朝鮮中央通信から)

 米韓連合軍が3月4日から朝鮮半島有事に備えた合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を実施しているが、演習開始当日に国防省スポークスマンの談話を通じて中止を求めていた北朝鮮が行動に出た。

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2024年3月6日(水)

北朝鮮への対応で日米韓に温度差 対話再開に意欲的な日米に無関心の韓国

2022.11月にプノンペンで行われた日米韓首脳会談(大統領室SNSから)

 日米韓3か国の北朝鮮への対応では核やミサイル、人権問題では完全に歩調を合わせているが、対北朝鮮外交では足並みが乱れつつあるようだ。

 米国務省のジュン・パク北朝鮮担当特別代表代行は3月5日、カーネギー国際平和財団が主催したセミナに出席し、「北朝鮮の非核化が究極的な目標であることには変わりはないが、一朝一夕で実現できるものではない」と述べ、「非核化に向かうには中間段階が必要である」との認識を示していた。

 パク特別代表代行は「中間段階」が何を指すのかについては言及を避けていたが、会場からの「中間段階の措置に核凍結が含まれるのか?」との質問に「戦術核兵器の固体燃料化、極超音速能力、無人潜水艇など北朝鮮の兵器関連活動及び拡散範囲などを考慮した場合、我々が扱わなければならない兵器が多いことを認めることが重要である」と発言していた。「(兵器の)拡散範囲」とは北朝鮮の対露武器許与を指していることは明らかだ。

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2024年3月4日(月)

朝鮮半島で本当に戦争が起きるのか? 米韓が憂慮する「3つの不安要因」

米韓合同空中演習(米韓連合軍司令部配信)

 朝鮮半島「反乱の3月」の幕が開けた。

 米韓合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」が今日(4日)から11日間の日程で始まる。

 米韓連合軍司令部と韓国軍合同参謀本部が発表した演習日程では昨年に続き、野外機動訓練が地上、海上、空中で多様な形で実施され、その回数も48回と、昨年(23回)よりも約2倍も多い。今年は北朝鮮の巡航ミサイルを探知、攻撃する訓練も含まれている。また、演習は通常の1部(防御)と2部(反撃)に分けず、統合し、最終日の3月14日まで24時間休まずに連続的に行われることになっている。

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2024年3月2日(土)

同じ境遇の北朝鮮とイスラエルが国連でバトル! かつては水面下で直接交渉も

北朝鮮制裁決議を採択した2017年9月の国連安保理(英国外交部から)

 国連での米韓と北朝鮮の非難合戦は日常茶飯事だが、敵対関係にあるイスラエルと北朝鮮の国連の場での非難の応酬は滅多にない。ところが、先月、イスラエルと北朝鮮の間で激しく遣り合う場面があったようだ。

 外電が報じた国連軍縮会議の速記録によると、北朝鮮の駐ジュネーブ代表部のチュ・ヨンチョル参事官が先月28日、国連ジュネーブ事務所会場で開かれた軍縮会議高官会議で「イスラエルの恥ずべき態度は余りにも衝撃的だ」と、公然とイスラエルを非難したようだ。おそらく、イスラエルのガザへの攻撃を問題視したのであろう。

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2024年2月29日(木)

朝鮮半島「波乱の3月」 米韓合同軍事演習に北朝鮮の反発必至!

昨年3月の労働党中央軍事委員会(労働新聞から)

 明日から朝鮮半島で軍事衝突勃発の可能性が取り沙汰されている3月に入る。

 米国やロシア、あるいは中国のみならず韓国でも「戦争が起きる、起きない」「軍事衝突が起きる、起きない」のキナ臭い議論が北朝鮮専門家や軍事問題専門家の間で活発に交わされているが、その最初の引き金が米韓合同軍事演習になりそうだ。

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2024年2月28日(水)

泣いても笑っても今夜決着! 女子サッカー日朝決戦を「10倍楽しむ」ための北朝鮮の戦力分析

五輪第2次予選のタイ戦(赤のユニフォームが北朝鮮選手)(アジアサッカー連盟から)

 泣いても笑ってもパリ五輪出場権をかけた日本対北朝鮮の女子サッカーアジア最終予選は今夜で決着が付く。勝った方がパリ行きの切符を手にする。

 第2次予選ではグループCの日本はインド(7−0)、ウズベキスタン(2−0)、ベトナム(2−0)を相手に完勝し、決勝進出を決めている。一方、グループBの北朝鮮は韓国(0−0)、中国(2−1)、タイ(7−0)を相手に2勝1分けで決勝進出を果たしたが、総得点は9点と日本よりも2点少なく、失点(1)もしている。

 過去の対戦成績では、北朝鮮が12勝6分け7敗とリードしているが、2015年以降の直近の5試合は日本が3勝1分け2敗と北朝鮮を上回っている。FIFA(国際サッカー連盟)のランキングも日本の8位に対して北朝鮮は一つ下の9位である。

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2024年2月24日(土)

日本に連敗は許されない北朝鮮女子サッカー! 雪辱を果たせるか? 今夜大一番の「日朝戦」

五輪第2次予選のタイ戦(赤のユニフォームが北朝鮮選手)(アジアサッカー連盟から)

 パリ五輪の出場権をかけたサッカー女子アジア最終予選の日本対北朝鮮の第1戦が日本時間の今夜10時(現地時間午後4時)にサウジアラビア・ジッダのプリンス・アブドゥッラー・アルファイサル・スタジアムで行われる。

 最終予選はホームアンドアウェー方式で2試合を戦うことになっており、第1戦は本来ならば、北朝鮮の首都・平壌でやる筈だった。それが、どういう訳か、北朝鮮が返上したため急遽第3国での開催に変更され、それもすったもんだしたあげく時間切れ寸前で中東のサウジアラビアに決まったようだ。

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2024年2月23日(金)

「小泉訪朝」以後シャボン玉のように消えた「首相の訪朝」説

岸田文雄首相と金正恩総書記(総理官邸と労働新聞から筆者キャプチャー)

 「日本が我々の正当防衛権について不当に言い掛かりをつける悪習を捨て、解決済みの拉致問題を両国関係展望の障害物として置かない限り、両国が親しくなれない理由はなく、(岸田)首相が平壌を訪問する日もあり得るであろう」との岸田文雄首相向けの金正恩(キム・ジョンウン)総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)副部長の発言が日本国内で波紋を広げている。

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2024年2月22日(木)

ロシアがウクライナ戦で使用した北朝鮮のミサイルの部品の多くは米国製だった! ゴールドに続き部品まで

ロシアがウクライナ戦場で使用したとされる北朝鮮の戦術誘導ミサイル(労働新聞から)

 北朝鮮のロシアへの武器供与を当事者の露朝両国とも否定しているが、ウクライナの戦場でロシア軍が発射したミサイルの残骸から北朝鮮製の動かぬ証拠が次々と見つかっている。

 ウクライナ検察当局の発表により露朝の武器取引が明白になったことで米国は北朝鮮のミサイルの調達に関わったロシアの国営企業など3つの団体と幹部1人に制裁を科し、欧州連合(EU)27カ国もまた、北朝鮮に新たな制裁を科すことにしている。

 当然の措置だ。北朝鮮の外国への武器輸出も外国の北朝鮮からの武器購入もすべて国連安保理の決議違反に該当するからだ。

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2024年2月21日(水)

「委任」ではなく、「個人的な見解」の「金与正談話」はどれも不発! 岸田首相向け談話の実現性は?

岸田文雄首相と金与正労働党副部長(総理官邸と労働新聞からキャプチャー)

 岸田政権に日本の対応次第では日朝交渉に応じる用意があることを表明した金与正(キム・ヨジョン)党副部長は「影の実力者」あるいは「実質No.2」と言われている。それもこれも金正恩(キム・ジョンウン)総書記の実妹だからである。

 従って、彼女の発言は他の誰よりも重いものがあり、また注目もされる。兄の金総書記を代弁しているとみなされているからである。

 調べてみると、金与正副部長はこれまで約30回、韓国、米国、そして国連に向け北朝鮮の立場を表明する談話を発表してきた。その中には「委任を受けて」の談話と「個人的な見解」の談話も含まれていた。

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2024年2月20日(火)

露朝関係はスターリン時代に回帰?「スターリンは金日成」に、「プーチンは金正恩」に高級車をプレゼント

金総書記に「アルウス」を見せるプーチン大統領(ロシア国営放送記者テレグラムから)

 ロシアのプーチン大統領が金正恩(キム・ジョンウン)総書記にロシア製乗用車を贈ったことが問題になっている。国連安保理の制裁決議に違反するからだ。

 今朝の朝鮮中央通信は朴正天(パク・ジョンチョン)党書記兼軍政指導部長と金正恩氏の実妹の金与正(キム・ヨジョン)党副部長が一昨日、プーチン大統領から贈り物を受け取ったと伝えていた。贈り物は車だが、車種は明らかにされておら「ロシア産専用乗用車」とだけ伝えていた。

 このニュースを伝えた韓国のメディアは一斉に金総書記が昨年9月にロシアのウラジオストクを訪問した際、プーチン大統領が車好きの金総書記に自国製の高級乗用車「アウルス」を自慢げに紹介し、金総書記がプーチン大統領と一緒に後部座席に乗り込み、関心を示していたことから「アウルス(Aurus)」を贈ったのではないかとみている。

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2024年2月19日(月)

「日韓良好の証」として韓国でのドジャーズの開幕戦に日韓首脳が始球式に登場する「ウルトラC」は!?

ソウルでの日韓首脳会談(大統領室から)

 確か、4〜5日前だったが、韓国のソウルの高尺スカイドームで3月20日に行われるロサンゼルス・ドジャース対サンディエゴ・パドレスの開幕戦に合わせて、岸田文雄首相が韓国を訪問するとの情報が駆け巡った。

 支持率が末期的に急落している岸田首相が「大谷人気」に肖って世界中が注目するこの開幕戦を尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と並んで観戦するのではと日本では囁かれているが、開幕戦ではどうやら尹大統領が始球式を務めるようだ。

 韓国の一部では岸田首相ほどではないが、支持率が30%台で低迷している尹大統領が韓国主導の「日韓友好」を内外にアピールするため岸田首相に球を受けさせる「ウルトラC」を考えているのではないかと穿った見方をする人がいるぐらい韓国内でも岸田首相訪韓の有無が注目されている。

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2024年2月17日(土)

金総書記が3年連続で「2月名節」宮殿参拝を欠席 父親の誕生日も建国記念日も党創建日も参拝しない不思義

後継者成り立ての頃の金正恩総書記と父・故金正日前総書記(右)(北朝鮮の画報から)

 昨日(2月16日)は金正恩(キム・ジョウン)総書記の父・金正日(キム・ジョンイル)前総書記の誕生日である。北朝鮮はこの日を「2月名節」又は「光明星節」と呼称し、国家を挙げて慶祝している。

 この日に労働党幹部らは死身が安置されている錦繍山宮殿を訪れ、弔意を表し、国民は「金正日銅像」に参拝、献花するのが北朝鮮の習わしである。

 今朝の朝鮮中央通信の報道によると金徳訓(キム・ドクフン)総理、趙甬元(チョ・ヨンウォン)党組織指導部部長、崔龍海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長、李炳哲(リ・ビョンチョル)党軍事委員会副委員長の4人の政治局常務委員を筆頭に党・軍幹部らが揃って宮殿に参拝していたが、唯一、肉親である金総書記だけが欠席していた。

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2024年2月15日(木)

「日本が決断すれば、岸田首相が平壌を訪問する日が訪れる」と発言した金与正党副長の狙いは?

金正恩総書記の実妹・金与正党副部長(労働新聞から)

 韓国の大手紙「東亜日報」や「中央日報」など韓国のメディアが今夜9時頃、一斉に速報で金正恩(キム・ジョンウン)総書記の妹である金与正(キム・ヨジョン)党副部長の談話を伝えていた。

 韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が1週間前に金正恩政権を「合理的で理性的な勢力ではない」と扱き下ろしたことへの「反論」「反撃」かと思いきや違っていた。尹大統領に関してではなく、日本の岸田文雄総理に関する談話だった。

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2024年2月14日(水)

韓国4月の総選挙に向け「映画宣伝戦」 与党の「建国戦争」VS野党の「ソウルの春」

映画「建国戦争」(左)と「ソウルの春」(2枚のポスターから筆者キャプチャー)

 今年は世界中で「選挙の年」と言われている。韓国も4月10日に4年に1度の国会議員選挙(総選挙)が控えている。

 韓国国会の現有勢力は与党・自民党が安定多数を占めている日本とは異なり、「与小野大」で、与党「国民の力」の112議席に対して野党第1党の「共に民主党」は167議席と、与野党逆転現象である。(その他20議席と空席1)

 「共に民主党」出身の文在寅(ムン・ジェイン)前政権下の2020年4月に行われた前回の選挙では当時与党だった「共に民主党」が180議席(地域区163議席、比例代表17議席)を占め、103議席(地域区84議席、比例代表19議席)の「国民の力」の前身「未来統合党」を圧倒し、大勝を収めた。

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2024年2月12日(月)

軍事衝突が囁かれている最中に北朝鮮がソウル攻撃用の240mm操縦ロケット砲弾を試射

北朝鮮が開発した240mm操縦ロケット砲弾(朝鮮中央通信から)

 北朝鮮は昨日(11日)、新たに開発した240mm操縦(誘導)ロケット砲弾と弾道操縦システムの試験(命中性に対する評価)を行った模様だ。

 開発を担ったのは国防科学院で、「朝鮮中央通信」は今朝、試射の結果「その優越性が検証された」と伝えていた。また、「240mmロケット砲の戦略的価値と効用性が再評価されたことにより戦場で240mmロケット砲の役割が増大する」と豪語していた。

 この240mmロケット砲弾の弾道精密操縦化については昨年8月11〜12日にかけて金正恩(キム・ジョンウン)総書記が戦術ミサイル発射台生産工場や大口径操縦放射砲弾生産工場など軍需工場を視察した際にすでに示唆していた。

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2024年2月11日(日)

「ニコチン中毒」の金正恩総書記はマナー違反の「常習犯」

行く先々でタバコを手にする金正恩総書記(朝鮮中央通信から筆者キャプチャー)

 金正恩(キム・ジョンウン)総書記はどうにもタバコを止めれないようだ。どう見てもニコチン依存症だ。

 ヘビースモーカーはどこにもいるが、金総書記の場合はTPO(時と場所と場面)を構わず、吸っている。歩きながらでも、李雪主(リ・ソルジュ)夫人や娘のジュエが隣に座っていても、育児院でも禁煙の音楽会や舞踏会でも、また元老や長老らの前であろうが礼節などどこ吹く風で、一切おかまいなしだ。

 今年も元旦から喫煙していた。

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2024年2月9日(金)

休戦ラインが国境! 金正恩総書記が初めて「国境」という言葉を使う

休戦ライン(軍事境界線)(「JPニュース」提供)

 北朝鮮が昨年7月から唐突に南朝鮮を「大韓民国」と呼称し、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が昨年末の労働党中央委第8期第9回全員会議(総会)で南北統一放棄を宣言し、南北関係を「敵対的な二国間関係」と位置づけたことで休戦ライン(軍事境界線)を「国境」と呼ぶのは時間の問題とみていたが、金総書記は昨日(8日)、朝鮮人民軍創建日を祝うため訪問した国防省での演説で初めて「国境」という言葉を口にしていた。

 いつものように「尊敬するお嬢様」と紹介された「ジュエ」と呼ばれる愛娘を連れて国防省を訪れた金総書記は演説の中で「国境」という言葉を3度も使っていた。

 1度目は冒頭の部分で「我が祖国の国境前線を守っている頼もしい第1、第2、第4、第5軍団将兵ら」と連帯の挨拶を送った時だ。第1軍と第5軍は韓国と分割している江原道の淮陽郡と伊川郡に、第2軍と第4軍は韓国の京畿道と接している黄海北道の平山郡と黄海南道の海州に駐屯している最前線軍団である。

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2024年2月8日(木)

「ゴロツキ」と罵倒された尹政権が金政権を「非合理、非理性的」と酷評に罵詈雑言の天才・金与正が反撃か

尹錫悦大統領と金与正党副部長(大統領室と朝鮮中央テレビから筆者キャプチャー)

 韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は7日夜にKBSテレビで放送された「特別対談」で、北朝鮮について触れ、金正恩(キム・ジョンウン)政権を「合理的で理性的な勢力ではない」と断じていた。

 その理由の一つとして「(北朝鮮は)住民のため経済をよくしなければならない。そのためには核を取り下げて、開放し、投資を受けなければならい」ことを挙げ、「私は国家を経営する政治集団として(北朝鮮は)合理的で理性的ではないと思っている」と結論付けた。もっともな発言だ。

 また、「合理的で理性的な勢力でないので我々の安保を脅かす挑発を行う時も不合理で非理性的な結論を出す勢力であるという前提で準備をしなければならない」と、北朝鮮への警戒心を露わにしていた。言い換えれば、金政権は予測不能な勢力なのでどのような挑発があっても万全に対応できるよう強固な安保体制を構築する必要性を国民に向かって言いたかったようだ。

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2024年2月7日(水)

鎮静化しない米国内の「朝鮮半島戦争勃発説」 「軍事衝突は避けられない」が大勢

パパロ・インド太平洋司令官とクリングナー上級研究員(米議会から筆者キャプチャ)

 韓国政府は4月の総選挙に向け北朝鮮が挑発しかねないと警戒しながらもその一方で国民が不安を抱かないよう、経済に悪影響を及ぼし、株が下落し、投資が鈍化しないよう米国発の「朝鮮半島クライシス」の打ち消しに腐心しているが、「朝鮮半島で紛争が起きるかも」の米国内の議論は全く収まる気配がない。

 新年早々金正恩(キム・ジョンウン)総書記の「戦争という言葉はすでに我々に抽象的な概念ではなく、現実的な実体として迫っている」「万一の場合、核戦力を含む全ての物理的手段と力量を動員して南朝鮮の全領土を平定するための大事変の準備に引き続き拍車を掛けなければならない」「大韓民国が我が国家を相手にあえて武力使用を企図しようとしたり、我々の主権と安全を脅かそうとしたりするならば、またそのような機会が与えられるならば、躊躇することなく手中の全ての手段と力量を総動員して大韓民国を完全に焦土化してしまう」等々の強硬発言が米国内で危機感が高まる要因となったが、事の発端は米ミドルベリー国際研究所のロバート・カーリン研究員とスタンフォード大学のジークフリード・ヘッカー博士が先月11日に北朝鮮専門メディア「38ノース」に共同で朝鮮半島の状況は1950年6月初め以来、最も危険だ」と寄稿したことから始まった。

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2024年2月2日(金)

遅れに遅れた平壌総合病院がやっと完成へ 計画では2020年10月が完成予定

建設中の平壌総合病院の工事現場を訪れた金徳訓総理(朝鮮中央通信から)

 韓国のメディアは今朝の北朝鮮の国営通信が報じた金正恩(キム・ジョンウン)総書記の南浦造船工場視察を大きく取り上げていた。

 金総書記が戦闘艦を前に「戦争準備を進める上で海軍武力の強化が最も重大な問題である」と強調し、「重要戦闘艦船を世界的水準で建造せよ」と訓令していただけに特筆大書するのは当然だろう。

 「朝鮮中央通信」によると、同じ日、党序列No.2の金徳訓(キム・ドククン)総理も平壌総合病院の建設現場を視察していた。

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